
井 上 研 究 室
Science for Human Services based on Applied Behavior Analysis

鳥取大学 医学系研究科 臨床心理学講座
Tottori University Graduate School of Medical Sciences Department of Psychology

著書
単著、共著、監修などの著書を紹介しています。
発達障害&グレーゾーンの小学生の育て方 2020 井上雅彦監修 すばる舎
本書は、発達の遅れや偏りが気になる小学生の子どもを持つ保護者の悩みに応えるため、株式会社LITALICOが運営する発達ナビとのコラボレーションによって生まれました。「食事や身支度に時間がかかる」「忘れ物が多い」など子どもの困った行動を33挙げ、一つの行動ごとに対策を三つほど紹介。どうしたら状況を改善できるのかといった疑問に、複数のアプローチからこたえます。同じ困った行動でも、子どもごとにその原因は異なり、解決方法も一つではありません。一つ試して効果が見られない場合は、別の解決方法を試してみましょう。ご家庭や小学校生活で子どもの成功経験を増やし、今よりも過ごしやすくするためのヒントがたくさん詰まった一冊です。
発達が気になる幼児の親面接: 支援者のためのガイドブック 2019 井上雅彦, 原口英之, 石坂美和 (著) 金子書房
本書は、発達支援の現場で心理師が親面接を進める際に必要なアセスメントの基本知識を解説し、親子への支援の方略について事例を通して解説しています。心理師現場に出る方、多様な事例相談へのアドバイスを整理したい方向けです。
行動分析学-行動の科学的理解を目指して- 2018 坂上 貴之, 井上 雅彦 (著)有斐閣
本書の第一章は「心とは何か」、この疑問に行動分析学の立場から応えるところから始まります。また本書は坂上先生と慶応大学の地下会議室で何度も議論を重ねながら執筆した思い出深い本で執筆完成まで数年を要しました。「行動分析学」を初めて学ぶ方に向けた概説テキストですが、深くも学べる内容になっています。行動の分析を一つの軸に,基礎理論と臨床・日常場面への応用をリンクさせる一冊として心理学を専攻する大学生・大学院生にお勧めしています。
保護者と先生のための応用行動分析入門ハンドブック―子どもの行動を「ありのまま観る」ために 三田地真実, 岡村章司 (著), 井上雅彦 (監修) 2019
子どもを、先入観なく客観的に観ていくことはとても難しい。 本書で解説する応用行動分析を活用することで、その子の気になるところや悪い部分ばかりでなく、「良いところ」「きちんと行動できている部分」に目が向けられるようになる。すぐにすべてができなくても、1つずつステップを続けていけば、子どもの良い面をさらに延ばしていくことができるだろう。 子どもの気になる行動に困っている教師・親御さんにお勧めの一冊。
