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​行動問題調査票短縮版 日本語バージョン 
Behavior Problems Inventory-Short Form (BPI-S) 

Behavior Problems Inventory(BPI)は、JohannesRojahn博士によって開発された自閉症スペクトラム障害(ASD)を含む知的および発達障害(IDD)の人の不適応行動を評価するための情報提供者ベースの行動評価ツールで国際的に使用されています。BPIホームページ参照

 

BPIは、その方をよく知った人が、過去2か月間に生起した自傷行動、常同行動、攻撃的/破壊的行動の3つのタイプの行動について発生頻度と重症度を測定します。

BPIには52項目のオリジナルバージョン(BPI-01)と30項目の短縮版(BPI-S)が開発されており、私たちの研究グループはBPI-Sについて日本語バージョンを作成しました。

​評定に際してチャレンジング行動とする定義としてBowringら(2017)は以下のように定義しています。

1. SIB︓⾃傷⾏為は、重度と評価されて少なくとも週に1回発⽣する場合、または中程度と評 価されて少なくとも毎⽇発⽣する場合。その他のSIBの発⽣は、困難とは ⾒なされない

2. ADB︓攻撃的-破壊的⾏動は、それが重度と評価されて少なくとも週に1回発⽣するか、中 程度と評価されて少なくとも毎⽇発⽣する場合。

3. SB︓常同⾏動は、最⾼の定格頻度(1時間ごと)で発⽣する場合。

4. Challenging Behavior︓全体的には上記のカテゴリーに該当する少なくとも1つの⾏動の存在によって定義される。

Bowring, D. L., Totsika, V., Hastings, R. P., Toogood, S., & Griffith, G. M. (2017). Challenging behaviours in adults with an intellectual disability: A total population study and exploration of risk indices. British Journal of Clinical Psychology, 56(1), 16-32.

日本語バージョンのダウンロードはJohannesRojahn博士の以下のHPから可能となっており、非営利であれば自由に使用することが可能です。研究使用の場合やその他は私どもにご相談ください。

                                                                                                                         BPIホームページ参照

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